普通に生きてることはすごいことよ?
どーもー!まっちーです!!!
いきなり質問!
画面の前のみなさん、あなたは何人兄弟ですか?
ご存知の方もいるかと思いますが、私は5人きょうだいなんです!!!
兄弟姉妹と言う方が正しいのかもしれませんが、笑
表記にいつも困ります。
あ、ちなみにみんな同じ親から生まれてきてますよ。
離婚やらそんなことはない普通の一般家庭。
今時珍しいですよね。笑
そんな5人も、もうみんなだいぶ大きくなり、みんないい大人です。
普通に生活ができています。
そしてみんな障害や病気もなく、元気いっぱいです。
そんな人多いですよね?
というか当たり前のことですよね?
でも、これって すごいことなんですよ?
当たり前すぎて、わかんないですよね。
特に日本はなによりも安全だから気づきにくいです!
銃社会でもなく、日頃から命の危機を感じることってないですよね。
それに衛生面がよく、医療が発達してるので、死にそうな病気でも治すことができるようになってきました。
あれ、急にめっちゃテーマ広いやん。笑
最初は5人兄弟ってどのくらいいるのかなぁ?と単純に調べていたのですが、その中で
日本だから5人を産むことがほぼ確実に行えて、ほぼ確実に大きく成長できているんだ。
と気づくことがありました。
子供が安全に産めること、子供が安全に育つこと
その凄さを今回は日本と世界を比較してお伝えしたいと思います。
日本における子供の数の平均
皆さんもご存知の通り、現在日本は少子高齢化と言われ、若い世代が年々減っていっていますよね。
この仕組みとしては、単純に産まれる子供の数が年々減ってきているから起きているんですよね。
じゃあ今の人ってどれくらい子供を産んでいるのかって知っていますか?
それがわかる指標の1つに“合計特殊出生率”というものがあります。
なんとなく聞いたことありますよね?
合計特殊出生率とは、人口統計上の指標で、一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均を示す。この指標によって、異なる時代、異なる集団間の出生による人口の自然増減を比較・評価することができる
そう、1947年終戦直後、第一次ベビーブーム頃の日本の平均は4.45という値になっています。
どういうことかと1人の女性が15〜49歳の間で4.45人産むと言うこと。
つまり4人兄弟ということですね!これが日本の平均だった時代。
多すぎますね!
そして近年はどうなのかといいますと、
2017年の日本の合計特殊出生率は1.43です。
1人の女性が15〜49歳の間で1.43人産むと言うこと。
つまり一人っ子ということですね。
60年の間にこうも変わるものなんですね!驚きです。
この数字は“2”以上あれば人口が横ばいで推移できると言われています。
みんなが2人兄弟だと人口は変わらず一定に保てるということです。
しかし、日本は1957年を境に2を上回ることなく、下降をたどる一歩。
つまりその時代から人口減少まっしぐら。
そう思うと私の両親は5人も産んでるという結果、すごいですよね。
ビッグ◯ディの家族なんてもっとすごいですよね。
では、この合計特殊出生率を世界的に比較してみると、、、こんな感じ↓↓↓
先進国は低い傾向にありますね。
経済状況、女性の社会進出、晩婚化、家族のあり方、性の多様化、などなど
私の知識では網羅しきれてない様々な要因で出産に至るまでの機会が減ってきています。
そう思うと、私の家庭はアフリカや南アジアとおんなじくらいの数字なんですよね。
確かに、アフリカの国では一夫多妻制があったり、文化が違うんですが。
それに日本で産む5人と、アフリカ、南アジアで産む5人は環境が違うよね?
って私は考えました。
そう、衛生状況と、医療水準の差があるのでまず産むことが難しく、産んだ後元気に育つかどうかという問題。
なので次はそこを比較してみたいと思います。
日本は世界で最も安全に出産ができる国
これまでのことを踏まえて、日本がどれくらい出産、赤ちゃんを育てるのに安全な環境にあるか知っていますか?
先ほど比較に挙げた、アフリカ、南アジアでは医療水準が低いことや、何より紛争など多い地域でもあり、寿命が短く、赤ちゃんのうちに亡くなってしまうこともよくあります。
幼いうちに命をなくしてしまう子がどのくらいの数いるのか、ということも具体的な数字として分かっているんですよね。
そこで、ここでは“ 新生児死亡率 ”と“ 乳幼児死亡率 ”という2つに絞り比較をしてみました。
なんじゃそりゃ、といいますと↓
新生児死亡率とは“ 生後4週間(28日)未満の新生児の死亡する確率 ”
乳幼児死亡率とは“ 生まれた子供が5歳までに死亡する確率 ”
参考:乳幼児死亡率 - Wikipedia 乳幼児死亡率 - Wikipedia
ということです。
そんな早い時期の死亡率とか出してるの!?って思いました?
私も最初はそう思いました。
厚生労働省やWHO、ユニセフで毎年調査されていて、もっと細かくいろんな情報をデータとして残して、比較しいろんな研究に使われています。
それでは、日本の新生児死亡率はどのくらいでしょうか?
ちなみに世界平均は1000人中18.6人という確率です。
多いと捉えますか?少ないと捉えますか?
発表します。
日本の新生児死亡率は世界で2番目に低く1000人中0.9人という確率です。
逆に新生児死亡率が最も高い国はパキスタンで1000人中45.6人という確率です。
その次が中央アフリカ共和国で1000人中42.3人という確率です。
確率だけでみると世界平均の約2.5倍!!!日本の約50倍!!!
びっくりしません!?
こんなに差があるんです。
しかも乳児死亡率で比較するともっと驚きで
5歳までで亡くなってしまう子供の確率が
日本では1000人中3人 ワースト179位
パキスタンでは1000人中79人 ワースト20位
中央アフリカでは1000人中124人 ワースト3位
すごい差、、、。
そしてパキスタンは乳児死亡率も最も悪いのかと思っていましたが、そういう訳ではなく、もっと悪い国もあるようです。
奥が深すぎる、、、。
なので最初に触れた、1人の女性が出産する数を思い出してください。
たくさんの子供を産んでもこんなにリスクあるんです。
逆にこんなにリスクがあるからたくさんの子供を産むのか?とも思いました。
人口や、年間に産まれてくる子供の数で多少のズレは生じるかもしれませんが、こちらでは省きますね。
https://www.unicef.or.jp/sowc/pdf/01.pdf
こうみてくると日本ってめちゃくちゃ安全に出産もできて、安全に子供が育つ環境なんですよね。そのほかの先進国もまた然り。
当たり前すぎて気づかなかったですよね。
健康に産まれてくるということ
ここまでで、日本は子供を産む数が少なくても、安全性に産むことができて、大体の子が元気に育つと言うことが理解していただけたでしょうか?
しかし、医療には“ 確実”と言う言葉がありません。
先ほども触れたように、どんなに安全な日本であってもお母さんのお腹の中で亡くなる子や、産まれてすぐ亡くなる子などはやはりいるのです。
また、産まれたとしても、生まれつき、もしくは生後すぐに病気や障害を抱えてしまう子もいるわけです。
医療、福祉関係で働いている人であればまだこのことを実感しやすいですが、全く関わりのない人であれば気づきにくいかもしれません。
疾患や障害を持っている人や家族が不幸であると言いたいわけではありません。
ただ、医療的な支援が必要になることは必須で、場合によっては行動の制限が出てくるというのが現状です。
なので必ず人生の中で大きな壁に立ちはだかります。
だからこそそんな障害や病気と向き合い、それらとと共に生活している人ほど心が強く、優しく、新たな発見をくれることが多いように感じます。
ドキュメンタル番組などみると、私の母はいつも決まってこう言うのでした。
「うちの子はみんな五体満足やし、病気もないし、しかもみんな綺麗な顔で産まれてきてくれて、本当に感謝やね。」
当たり前すぎてなかなか気がつきませんでした。
しかし今、歳を重ねるにつれたくさんのことを知り、医療現場などでの経験や、人に出会うことで、やっとこの言葉が沁みるようになりました。
何不自由なく、生きていることってすごいこと、ラッキー、と。
当たり前すぎました。
でも、大事なことです。
さいごに
私たちの今置かれている環境がどれだけすごくて恵まれているか、お分かりいただけたでしょうか?
わかりにくいことだから、それに気づかず、悲しい事件が起きている世の中。
便利になりすぎて、幸せを感じにくくなっている世の中。
その小さな当たり前の幸せに気づける人が増えたら、もっとステキな世の中になっていくと思いません?
そんな当たり前があるということは本当に幸せ。
やりたいことができるって本当に幸せなこと。
みなさんの些細な幸せを見つけることや、自分のやりたいことに制限をかけているものはなんですか?
そう感じる、まっちーなのでした。
今回はめちゃくちゃ硬くなっちゃったなぁ。笑
それでは、また次回!!!